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介護保険ノート

介護保険の申請など、介護が必要になったときにやることについて勉強したノートです。
詳細や最新の情報は厚生労働省のホームページで確認してください。
厚生労働省（介護保険の解説）

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    1. 介護保険の申請

    窓口：市町村役場

    持参する物

  • ・介護保険被保険者証（65歳以上の第1号被保険者の場合）
  •  もしくは健康保険証（40～64歳の第2号被保険者の場合）
  • ・マイナンバーカード
  • ・主治医の名前・医療機関の住所のメモ（診察券など）
  • （家族以外が代理で申請する場合、委任状、印章、代理人の身元証明も必要）

    • 提出する物

  • ・要介護・要支援認定申請書

    • 聞いておきたい事

  • ・福祉用品店のリスト（おススメの店を教えてもらえることもある）
  • ・ケアプラン作成事業者のリスト（要介護認定を受ける可能性が高い場合）

    • 2. 認定されるまでに行うこと

    介護保険の申請から認定までには1か月かかる。
    認定される前に介護保険は利用できない。

    福祉用品店に相談する

  • ・福祉用具のお試し利用を相談する
  •  （お試しとして介護ベッドや歩行器を安くレンタルしてくれることがある）
  • ・福祉用品のカタログを手に入れる
  •  （カタログに目を通すと介護中に起こり得るトラブルを予測できる）
  • ・福祉用具専門相談員を探しておく

    • 3. 認定調査

    調査員が自宅や施設を訪問する（所要時間は約１時間）。
    （並行して市町村が主治医に意見書を依頼する。意見書の内容は確認できない）

    準備すること

  • ・普段の様子をメモに書いておく
  •  病歴、介護が必要になった状況、本人ができること、介助していること

    • 認定の流れ

    一次判定 : 調査内容をコンピュータに入力し、自動計算する
    二次判定 : 一次判定の結果を基に介護認定審査会で要介護区分を決定する

    4. 認定

    認定結果通知と被保険者証（認定結果記載）が届く

  • 有効期限 : 新規・変更は6か月、更新は12ヶ月
  •  継続を希望する場合、有効期限満了前に認定の更新を申請する
  •  状況に変化があれば有効期限内でも要介護認定の変更を申請できる

    • 5. ケアプランの作成

    非該当～要支援1・2

    地域包括支援センターに連絡する

    要介護1～5

  • 居宅介護支援事業者（ケアプラン作成事業者）に連絡する
  • （ケアマネージャーが介護サービス計画書を作る）

    介護サービス

    1～3割負担の対象となる限度額と要介護の大まかな状態区分

    （状態区分は参考程度）
  • 起き上がり・立ち上り能力低下
  •  要支援1: 50,320円
  • 立ち上り・歩行不安定、判断・買物に不安
  •  要支援2 : 105,310円
  •  要介護1 : 167,650円
  • 起き上がり困難、薬の内服・金銭の管理に不安
  •  要介護2 : 197,050円
  • 起き上がり・寝返りができない
  •  要介護3 : 270,480円
  • 座位の保持ができない
  •  要介護4 : 309,380円
  • 意思伝達も困難
  •  要介護5 : 362,170円

    • 訪問介護の費用目安（1割負担の場合）

  • 食事・排泄・入浴の介助 : 1時間約500円
  • 食事・排泄・入浴の介助 : 1時間約500円
  • 通院時の乗車・降車の介助 : 約100円
  • 訪問全身入浴 : 1回約1,000円
  • リハビリ : 1回約300円

    • 福祉用具のレンタル

    補助の対象

  • 手すり
  • スロープ
  • 歩行器
  • 歩行補助杖

    • 要介護2以上

  • 介護用ベッドと付属品
  • 車いすと付属品
  • 床ずれ防止用具
  • 体位変換器
  • 移動用リフト
  • 徘徊感知機器

    • 要介護4以上

  • 自動排泄処理装置

    • 福祉用具の購入

  • 上限年間10万円まで（利用者負担1～3割）

    • 補助の対象

  • 腰掛便座
  • 自動排泄処理装置の交換部品
  • 入浴補助用具
  • 簡易浴槽
  • 移動用リフトのつり具の部品

    • 住宅改修費

  • 上限年間20万円（利用者負担1～3割）

    • 補助の対象

  • 手すりの取付け
  • 段差の解消
  • 床又は通路面の材料の変更
  • 扉の取替え（引き戸など）
  • 便器の取替え

    • 手順

  • 1. ケアマネージャーに相談
  • 2. 書類提出（工事前）
  •  ・支給申請書
  •  ・改修が必要な理由書
  •  ・工事費見積書
  •  ・完成予定図
  • 3. 書類提出（工事後）
  •  ・領収書
  •  ・工事費内訳書
  •  ・改修前後の写真

    • 高額介護サービス費

    利用者負担の上限 : 月15,000～44,400円
    （所得による。高収入世帯は最大140,100円）

    高額医療・高額介護合算制度

    介護サービス費と医療費が上限を超えた場合に超過分が支給される。
  • ・年56万円くらい（所得や年齢により年19万～126万円）
  • ・1年間は8/1～7/31で集計

    • 後悔していること

    祖母は亡くなる前に介護施設に入居していたましたが、背中に床ずれができて痛そうでした。
    母の介護の際にはなるべく身体的な苦痛がないようにということばかりを考えていて、精神的なケアを考えていませんでした。
    晩年はベットから出られない生活を送っていました。
    爪は切っていましたが、ヤスリで爪に光沢が出るまできれいに磨いてあげれば良かったと思います。
    毎日風呂には入れなかったので、せめて足をきれいにしてあげれば良かったとも思います。
    髪を櫛ですいて光沢のある髪にできていれば良かったとも思います。
    自分で排便ができないようになって自尊心を保ちにくくなっていく中で、心をケアするためにできたことはまだたくさんあったのにと後悔しています。